たった2か月で仏検3級に合格した方法をシェアします。
仏検の勉強を本格的に始めたのは、2018年10月。
フランス旅行に行くときに多少勉強していただけの正真正銘のフランス語初心者でした。
そこから、泥臭く死ぬ気で毎日勉強。
2018年11月に無事に仏検3級に合格しました。
勉強時間の合計は約100時間でした。
これから仏検3級の合格を短期間で目指す方へ向けて勉強法と勉強教材をシェアします。
たった半年でフランス語検定3級に合格した勉強法
仏検3級に合格した勉強法は以下の6つです。
- フランス語初心者向けの教材を読む。
- 仏検4級合格レベルの実力をつける。
- 仏検3級公式問題集を解き自分の弱点分野を把握する。
- 『仏検3級スピード合格』で弱点分野を重点的に学習。
- 単語帳で語彙を徹底的に頭に入れる。
- 習慣的にフランス語を聞きまくる。
フランス語初心者向けの教材を読む
まず初めに行ったこと。
(覚える必要はなく、目を通して大雑把に把握しておくことが目的)
そこで私が使用した参考書はこちら。
フランス語がどういったものなのか?こちらのテキスト1冊で文法も含めて知ることができます!
専門的な言葉は使わない、ユーモアを入れて説明等、初心者の学習者に配慮されて作られているので本当におすすめです。
この本に関してはフランス語初心者が必ず読むべき一冊で書いてありますので、見てください。
仏検4級合格レベルの実力をつける
フランス語の概要を知ることができたら、仏検5級&4級の公式問題集で勉強を始めました。
まずは仏検5級の公式問題集を使って問題を解く。
公式問題集を解く➡解答できない箇所の把握➡解答できない箇所の勉強
全くの初心者が仏検5級の問題を解くのもハードルが高いと思いますが、解いてわからない部分が出てきたら調べましょう。(公式問題集は解説がかなり丁寧ですので、解説の内容をしっかり吸収することが大事)
フランス語の数字などは、勉強しないとわからないと思います。それらの問題に出会ったらフランス語の数字の勉強をしましょう。
仏検検定5級で求められているフランス語の能力のみ学習する。
これが最短で仏検合格の能力が身につきます。
仏検4級に関しても同様の手順で学習します。
まずは、仏検4級の実力を身につけましょう!
仏検3級の公式問題集を解き自分の弱点分野を把握する
仏検4級の実力がついたら、早速仏検3級の勉強に取り掛かりましょう。
まずは仏検3級に関して何も勉強せず、公式問題集を解いてみましょう。
目的は、今の自分の実力と仏検3級合格点とのギャップをしるためです。
仏検3級に合格するために、自分はどんな勉強をしなければいけないのか。現状と理想のギャップを把握することが合格を最短にする方法です。
この作業を行うことで、無駄な勉強を省くことができます。
私の場合受験まで時間がなかったので、現状と理想のギャップの把握を行えたことは合格要因の決め手だったと思います。
『仏検3級スピード合格』で弱点分野を重点的に学習
仏検3級公式問題集で自分の弱点分野を把握出来たらその分野を『仏検3級スピード合格』で重点的に学習します。
私が把握した自分自身の弱点は以下の通りです。
筆記試験 苦手分野
- 定型表現
- 動詞の活用
- 代名詞
- 前置詞
- 単語配列
リスニング 苦手分野
- 書き取り
『仏検3級スピード合格』は、分野ごとに学習する内容や練習問題が分かれています。また、1つ1つの分野を丁寧かつシンプルにまとめてくれていますので、苦手分野に関してこの本の内容を網羅すれば合格点をとれる実力は着くと思います。
学習する際の注意点
短期間で仏検3級を目指す際の注意点。
模試で点数が取れた分野、本番でも点数が取れると見込める分野は受験2週間前まで勉強しないことです。
苦手分野を克服するために、得意な分野の勉強時間を全て苦手分野に捧げる。
短期間での合格を目指す場合、私の場合この勉強のタイムマネジメントが重要でした。
苦手分野の克服-定型表現-
『仏検3級スピード合格』の定型表現分野は、圧倒的な量でカバーしてくれています。
約250~300の定型表現がテキストにのっていますので、私の場合全て覚えました。
全て覚えたことで定型表現分野は、本番でも確実に得点できる得意分野になりました。
覚える量は多いですが、単語暗記と同じノウハウで毎日取り組み確実に覚えるようにしました。
暗記にもコツがあります。250~300個の定型表現も王道の暗記方法で覚えることができました。王道の暗記方法については、単語の暗記方法の中で最も暗記できる王道の方法とは!?で紹介しています。
苦手分野の克服-動詞の活用-
動詞の活用は模試では5問中1問正解とボロボロでした。
なので『仏検3級スピード合格』で活用の出題範囲を把握しました。
- 直接法現在形(規則)
- 直接法現在形(不規則)
- 直接法現在形(近接未来・近接過去)
- 代名動詞の直接法現在形
- 命令形
- 過去分詞
- 直接法複合過去形
- 半過去形
- 大過去形
- 単純未来形
- 条件法現在形
- ジェロンディフ
- 接続法現在形
動詞の活用を勉強するにあたり意識することは以下の3点です。
- 活用ごとの不規則動詞の把握
- 活用ごとの規則動詞のパターンを把握
- ひたすら練習
不規則動詞は『仏検3級スピード合格』の動詞活用各分野の解説ページの不規則動詞を中心に練習しました。
公式問題や模試で『仏検3級スピード合格』に載っている単語以外の不規則動詞が出たらその単語は徹底して復習しました。
規則動詞は、er動詞、ir動詞、re動詞でパターンがあるので、そのパターンだけ覚えて、あとは練習をしまくって覚えました。
活用の練習はこのスマホアプリの一択!
『Conjugaison』アプリ
このアプリでフランス語の活用を学習することで、
- 学習の効率化
- 分野ごとの学習
- 学習したい単語の指定
ができます。
このアプリが圧倒的に学習の効率を高めてくれました。
もちろん、仏検3級の学習時にもかなり重宝しました。フランス語 動詞活用を簡単に覚える方法でこのアプリの紹介もしていますので、動詞活用の勉強法に悩まれている方は取り入れてみてください!(有料アプリです。)
苦手分野の克服-代名詞-
代名詞は勉強法が思い浮かばず、とにかく暗記の力技で押し切りました。
『仏検3級スピード合格』には、仏検3級に出てくる代名詞の役割と例文で細かく分類されていますので、その内容を把握するようにしました。
しかし、暗記しただけで代名詞を使いこなせるほど理解できなかったので、最後まで苦手分野のまま受験を向かえました。
短期間の学習では私には難しい分野でした。
苦手分野の克服-前置詞-
前置詞は『仏検3級スピード合格』に載っているパターンの暗記で克服できました。
commencer à +不定詞=「~し始める」
avoir besoin de+人=「~が必要である」
等のパターンを覚えるのみです。
苦手分野の克服-単語配列-
単語配列は大きく分けて2つの要素から問題が構成されていると気づきました。
- 出題される分野の文法知識
- 慣用句の記憶
よって、私は以下の勉強を行いました。
- 『仏検3級スピード合格』に載っている出題分野の文法知識を、『フラ語入門、わかりやすいにもほどがある!』で勉強。
- 『仏検3級スピード合格』に載っている慣用句を全て記憶。
- 『仏検3級スピード合格』の練習問題でひたすら練習。
私の場合、単語配列は対策にかなり時間がかかりました。これから勉強される方は、早めに対策されることをおすすめします。
苦手分野の克服-書き取り-
書き取りは難易度がかなり高かったです。
私が分析した書き取り出題範囲は2つ。
- 活用の書き取り
- 単語の書き取り
そこで、活用の書き取りは捨てました。
勉強期間上、活用の書き取りは難易度が高く間に合わないと思ったからです。
そこで、単語の書き取りに勉強の焦点を絞りました。
その勉強法はこちら。
- キクタン『入門編』の単語の書き取り練習をする。
- 仏検5級リスニング問題の書き取り練習をする。
キクタン『入門編』の単語は、仏検3級で出題される書き取り問題の内容と似ているもの含まれているので、【キクタンの音声を聞く➡書き取り】の練習を行いました。
仏検5級リスニング問題も同様、簡単なフランス語の音声で構成されているので、仏検3級の書き取りに効果的だと感じました。
この勉強法で6割程度の点数は取れるようになりました。
仕上げ
受験日の2週間前になったら、意識したことは以下の2つ。
- 苦手分野を継続的に勉強。
- 『仏検3級スピード合格』と『公式問題集』で模試を解きまくる。
苦手分野は試験日前日まで勉強を継続しました。
模試は必ず解きましょう。多ければ多いほどいいです。しかし、注意点があります。間違えた問題を復習したら、新しい模試に取り掛かるのではなく、再度同じ模試を解きましょう。1つの模試を完璧に復習できたら、新しい模試に取り掛かりましょう。そうすることで、1回1回の模試の効果が上がります。
単語帳で語彙を徹底的に頭に入れる
『仏検3級スピード合格』で苦手分野の克服と同時に、単語の勉強は必ず毎日行いました。
私が使用した単語帳は以下の3つ。
- キクタン【入門編】
- キクタン【初中級編】
- これなら覚えられる!フランス語単語帳
語学試験において語彙力は一番重要です。
私が使用した単語帳はフランス語単語帳 初心者にオススメの3冊はこれだ!で解説しています。
習慣的にフランス語を聞きまくる
リスニングはフランス語の問題集を繰り返し聞くのが最も効果的ですが、
理解できなくとも日常的にフランス語に携わることも大切だと感じ私はyoutubeのフランス語チャンネルの視聴を習慣化しました。
勉強の休憩時間にフランス語のyoutubeを流す程度でも十分だと思います。
日常的にフランス語に関わり、たくさんのフランス語に触れること
これにより、リスニングの難易度はそれなりに下がります。
フランス語のyoutubeチャンネルに関しては以下を参考にしてください。
勉強時間の確保
勉強時間のタイムマネジメントは勉強を本格的に始める前に行いましょう。
試験合格のために大事な要素の一つです。
- 1日にどのくらいの勉強時間が取れるのか
- 勉強時間をより確保するために工夫できることはないか
勉強時間は計画を立てて、確保しましょう。
忙しい中でも工夫して自分の生活に合ったタイムマネジメントをしましょう。社会人でも勉強時間を確実に確保できる4つの方法とは?に私なりのタイムマネジメント術をまとめてありますので、参考にしてください。
効率よく学習を行う
学習の効率化も大事です。
効率化を図ればその分時間がつくれますので、忙しい人でも勉強時間を作れます。
今では科学的に暗記勉強をサポートしてくれるスマホアプリがあります!(仏検3級の試験勉強時代に、私は使用できなかったです。)
これは本当に凄いことですよね!自分の意志に頼らず、記憶したい内容を科学的に良いとされるタイミングで通知してくれます。これは、私たちの勉強をかなり楽にしてくれるので、使わない手はないですよね。
勉強の効率が間違いなく上がる方法6つ紹介!!に勉強の効率化を図れる様々な方法を紹介していますので、活用してみてください!
まとめ
私が仏検3級をたった2か月で合格した勉強法は以下の6つ!
- フランス語初心者向けの教材を読む。
- 仏検4級合格レベルの実力をつける。
- 仏検3級公式問題集を解き自分の弱点分野を把握する。
- 『仏検3級スピード合格』で弱点分野を重点的に学習。
- 単語帳で語彙を徹底的に頭に入れる。
- 習慣的にフランス語を聞きまくる。
私はこの勉強法で無事に仏検3級に合格しました。
正直『仏検3級スピード合格』の存在が大きな要因でした。この教材がなかったら合格はできていなかったと思います。個人的にかなりおススメなので仏検3級に向けて教材を探している方がいれば是非!
私の勉強法が全てではありませんが、これから仏検3級を目指す人の誰かに私の勉強法が役に立てば何よりです!
コメント
誤りがありましたのでお知らせします。
修正前
仏検7級に合格した勉強法は以下の6つです。
修正後
仏検3級に合格した勉強法は以下の6つです。
ありがとうございます!!
私自身で気づきませんでした。
修正しました。
大変助かりました!